2010年の「漁船衝突事件」によって、中日関係は再び「氷河期」に堕ちいてしまった。2011年3月11日の東日本大震災後、中国政府と人民は、日本国民に様々な形で善意と誠意を示したことによって、両国関係の改善に契機をもたらした。それにもかかわらず、中日両国間に存在する様々な構造的な問題によって、日本の中国に対する懸念は減少されないどころか、むしろ明らかに上昇の傾向を示している。2011年、日本では、世論と外交行動において、皆中国に対する強い警戒心を表し、両国関係の健康発展に陰りを生じさせている。「戦略互恵関係」の中日関係の構築が、すでに両国政府の重要な共通認識になっているし、互恵の内包の深化、民間交流の拡大などの措置を通じて、相互信頼を強化することは、両国関係の健康発展に最も大事なことである。
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